日本語版UbersuggestにログインしてSEO対策する方法

初めまして!

山口県下松市在住のSEO歴11年のSEOコンサルタント(内部SEO対策・外部SEO対策・被リンク獲得専門)・アフィリエイター「田村洸典(たむらこうすけ)」@koucorp)と申します。

この記事では、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)にログインしてSEO対策する方法を紹介します。

結論から言うと、以下のたった2つの手順を踏めば、日本語版Ubersuggestにログインし、SEO対策できます。

  1. 日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)にログイン
  2. サイトのURLを入力し検索

具体的な設定画面の解説や、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の数値をどのように分析してサイト改善すればいいかなどは、これから解説していきます。

※日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)のUIUXが更新されて当記事の内容と異なる箇所も出てくると思いますが、基本的な使い方は同じなので、ご安心ください。

※動画で音読解説しています。聞き流しながら習得したい方や、早送りで効率的に習得したい方は動画でご覧ください。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)のログイン画面

⇒Ubersuggest(ウーバーサジェスト)のログイン画面はこちら

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)とは?

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)とは、Neil Patelが開発した無料キーワード提案ツールです。

ahrefs(エイチレフス)やSemrushといった有料ツールを使わずとも無料で欲しい情報が取れるので人気です。

仮に有料化した場合でも他のSEOツールより圧倒的に安いです。

■Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はこんな人におすすめ

  • 日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の使い方からSEO対策に活用する方法まで幅広く知りたい
  • 内部対策状況(サイトの健康状態)をオンページチェッカーで把握したい
  • 自社サイトまたは他社サイトのURLを入力して「オーガニックトラフィック」「スコアチェック」「ドメインパワー」「検索ボリューム」「リスティング広告のクリック料金」「お宝キーワードの抜き出し」など、幅広く調べたい(※共起語チェックツール・検索順位チェックツールとしては使えないです)
  • 貴社サイト記事の検索順位と流入キーワードを上位順にチェックしたい
  • Web制作会社などでクライアントに提出する提案書として使いたい
  • 無料版の機能の上限、有料化(買い切り)のやり方、拡張機能、解約などについて知りたい

SEOのリソースがないWeb制作会社やエンジニア会社でもSEO対策を受注できるようになるには?

SEOコンサルタントとして活動していると、SEOのリソースがないWeb制作会社やエンジニア会社からSEO対策の依頼を受けることがあります。

元々はWeb制作・Webデザイン・システム開発・運営保守などの仕事を受注していたけど、ある日クライアントさんから「SEO対策したい」「広告運用したい」という依頼を受けることがあるそうです。

しかし、自社にSEOのリソースがないため、SEOコンサルタントに外注費を払って依頼する流れが一般的だそうです。

とは言え、SEO対策を依頼すれば数万円~数十万円の費用がかかります。

できれば自社でSEO対策を受注できるようになりたいですよね?

そこでこの記事では、SEO歴11年のプロが考案した「日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)にログインしてSEO対策する方法」を紹介したいと思います!

日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)にログイン

クライアントのSEO対策に取り組む前に、まずは「日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」にログインしてください。

日本語版Ubersuggestにログイン

日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、SEO業界では有名なSEOツールですが、Web制作会社やエンジニア会社では、あまり知られていないSEOツールです。

日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はまだリリースされたばかりのツールなので、古いデータがインデックスされるなどの不具合はありますが、無料ツールの中ではダントツ優秀です。

日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)で分析した情報と改善点をまとめれば、クライアントさんが満足するSEO対策提案書も作成できます。

※日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はGoogleアカウントにログインしGoogle search consoleと連携することで機能の制限を5割ほど解除できます。機能をフルで使いたい方は有料版もおすすめです。

※新設サイトはデータ不足のため日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)では計測できません。新設サイトのSEO対策は専門的なSEOスキルが必要なので、新設サイトのSEO対策を受注したい企業様はSEOコンサルタントに相談することをおすすめします。

※日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は日本語訳が不自然な箇所もありますが、気にしなくて大丈夫です。

サイトのURLを入力し検索

日本語版Ubersuggestにログイン

ということでまずは、クライアントサイトのURLを日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)に入力し検索。

左サイドバーのメニューより「トラフィックアナライザー」→「概要」を開いてください。

「概要」を開くと、クライアントサイトの全体的なデータがズラッと出てきます。

まずは「概要」のデータを分析しながらSEOの改善点を発見していきましょう。

※「トラフィックアナライザー」の上にある「UBERSUGGEST」というメニューは、サイトのURLを入力しても正常に作動しなかったり、メニュー画面を切り替えると入力したURLが消えるなどの不具合が多いので、基本的に使いません。

※「トラフィックアナライザー」の「トップページ」も古い情報が混じるなどの不具合があるため、基本的に使いません。

ドメイン概要とは?

日本語版Ubersuggestにログイン

まずは「ドメイン概要」をチェックします。

オーガニックキーワードオーガニックキーワードではキーワードの種類(数)をチェックできます。例えば「アクセス数が少ない」「売上が伸びない」という問題が発生している場合、キーワードの種類が少なすぎることが原因です。既存記事のキーワードを見直し、新しいキーワードで新記事を作成してキーワードの種類を増やすようクライアントさんに提案しましょう。
月間オーガニックトラフィック月間オーガニックトラフィックでは月間検索数をチェックできます…が…計測される数値は実際の数値と大きく異なります(笑)月間オーガニックトラフィックの数値は、例えばクライアントサイトと競合サイトの月間アクセス数をザックリ比較したいときなどに使いましょう。競合サイトよりアクセス数が少ないので、記事数を増やしてキーワードの種類を増やしましょう」といった提案をクライアントさんにしてみるといいでしょう。
ドメインスコアドメインスコアとはドメインの強さのことを指します。ドメインスコアは日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)基準の指標なので、あくまで参考程度に。競合サイトのドメインの強さと比較することで「競合サイトより検索順位が低い原因は競合サイトにドメインパワーで負けているから」「ドメインを強くするために、被リンク営業してナチュラルリンクを増やしましょう」といった提案ができます。
被リンクこの項目では被リンク数をチェックできます。日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)でさまざまな競合サイトを調査すれば分かりますが、アクセス数や売上が伸びているサイトほど被リンク数が圧倒的に多いです(nofollowの被リンクは除く)もしもクライアントサイトのアクセスや売上が伸び悩んでいるなら、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)で計測した被リンク数を見せて、被リンク数を増やす提案をしましょう。

ちなみに「被リンク」と書かれている箇所をクリックすると、左サイドバーのメニュー「SEOアナライザー」→「被リンク」のページに飛び、さらに詳しい被リンク状況が分かります。

トラフィックとは?

日本語版Ubersuggestにログイン

トラフィック」では、月間オーガニックトラフィック…つまり月間アクセス数の推移をチェックできます。

月間オーガニックトラフィックの数値は実際の数値(Googleアナリティクスの数値など)と異なることが多いので、「グラフが右肩上がりか?」「右肩下がりか?」「横ばいか?」だけ把握すればOKです。

右肩上がりの場合順調な証です。新記事作成してさらに月間オーガニックトラフィックを増やすようクライアントさんに提案しましょう。SNS運用や広告運用を提案することで、さらなるトラフィックの増加を目指すのもアリです。
右肩下がりの場合Googleのアルゴリズムに引っかかっている可能性が高いです。回復させるには専門的なSEOのスキルが必要なのでSEOコンサルタントに相談されることをおすすめします。
横ばいの場合新記事作成をしないと横ばいの状態が続き、アクセスや売上が伸び悩んでしまいます。新記事作成するようクライアントさんに提案しましょう。

SEOキーワードランキングとは?

日本語版Ubersuggestにログイン

SEOキーワードランキング」では、順位別に色分けされたグラフが表示されます。

  • 1位~3位(
  • 4位~10位(
  • 11位~50位(オレンジ
  • 51位~100位(

赤とオレンジのグラフを小さくし、緑と黄のグラフを大きくすることを目指しましょう。

ただし、サイト運営者側で検索順位を意図的に上げたり下げたりすることはできないので、クライアントさんには「検索順位を上げる保証」をしないようにしましょう。

SEOは「ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続した結果」初めて成功します。

検索順位の上昇はあくまでその過程の1つに過ぎません。

「検索順位の上昇=SEOの成功」とクライアントさんに認識させてしまうと、予測不可能な検索順位の変動に成果を左右され、精神的にしんどくなります。

SEOで成功するには、「ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続すること」ただそれのみに一点集中することが大事です。

そう考えたとき、「SEOキーワードランキング」のグラフはクライアントさんには見せずに、自社内で留めておくのがベストでしょう。

※次の項目「トップSEOページ」は古い情報がインデックスされるため参考になりません。この記事では説明を割愛します。

SEOキーワードとは?

日本語版Ubersuggestにログイン

日本語版Ubersuggestにログイン

SEOキーワード」では、上位表示しているキーワードと、そのキーワードの「ボリューム(月間検索数)」「位置(検索順位)」「流入見込み(月間推定アクセス数)」をチェックできます。

また『このドメインのランクに関連している全てのSEOキーワードを見る』をクリックすると、「トラフィックアナライザー」→「キーワード」の画面に移り、さらに細かいSEOキーワードを調査できます。

ちなみに僕がSEO対策するとき、僕は「3位以内に上位表示させること」を1つの目標にしていますが、「SEOキーワード」の中に「上位表示しているけど4位以下のキーワード」があれば、「そのキーワードで上位表示している記事」のリライトをクライアントさんに必ず提案します。

特に4位~20位にインデックスされているキーワードは、記事をブラッシュアップするだけで上位表示する可能性があるので、必ずクライアントさんに記事のリライトを提案します。

また「SEOキーワード」では上位表示しているけど売上に結び付かないキーワードも発見できるので、そのキーワードで上位表示している記事に「上位表示していないけど売上に結び付く記事」の内部リンクを貼ることも提案します。

「上位表示しているけど売上に結び付かない記事」に「上位表示していないけど売上に結び付く記事」のリンクを貼ることで、「上位表示していないけど売上に結び付く記事」の上位表示の確率を高くできます。

《補足》数値から改善策を発見する目利き力を鍛えよう

クライアントのSEO対策を自社で受注できるようになるには、数値から改善策を発見する目利き力が必要です。

目利き力を鍛えることで、クライアントのSEO対策の成功率をグンと高くできます。

ただし目利き力は一朝一夕では身につかないので、始めのうちはSEOコンサルタントの知見を借りながら目利き力を鍛えるのもアリです。

目利き力を鍛えればSEOの内製化も実現できるので、SEOの内製化目的でSEOコンサルタントに外注するのもアリです。

サイト監査とは?

日本語版Ubersuggestにログイン

最後に「SEOアナライザー」→「サイト監査」の項目をチェックします

「サイト監査」では、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)がSEOの問題点を自動的に提案してくれるので、SEOの知識がなくてもSEOの改善策を発見できます。

クロールが完了するまで10分ほどかかるので、診断結果が表示されるまで少し待ちましょう。

診断結果が出たら、以下の表を参考にSEOの改善策を考えてみてください。

※「月間オーガニックトラフィック」「オーガニックキーワード」「被リンク」は先ほど解説したので割愛します。

オンページSEOスコアサイトのSEO対策がしっかりされていればオンページSEOスコアでハイスコアを獲得できます。もしもスコアが低い場合は、サイトの改善が必要です。その場合「ヘルスチェック」で抽出した問題点を1つ1つ改善してみましょう。
ヘルスチェックSEOの問題を抱えているページを抽出できます。SEOの問題は「問題なし」「リンク切れ」「問題あり」「リダイレクト」「ブロック」の5つのカテゴリーに分類されています。「ヘルスチェック」の説明は量が多くなるため、後ほど詳しく解説します。

※「ヘルスチェック」の右にある「重大な問題」「警告」「推奨」は「ヘルスチェック」のリンク先のページと連動しています。

サイトスピードサイトスピードが遅いとSEOに悪影響が出るので、サイトスピードは必ず改善しましょう。
優先SEO課題優先的に改善すべきSEOの課題をチェックできます。詳しくは後述する「ヘルスチェック」の補足で解説します。

《補足》「ヘルスチェック」のページで出てくる主要な問題点と改善策

日本語版Ubersuggestにログイン

文字数が少ない該当ページの文字数を増やすか「削除or noindex」にしましょう。
h1タグがないSEOをあまり意識せずにWeb制作をした場合に起こる現象です。h1タグに各記事のタイトルと同じ文字列を挿入しましょう。
メタディスクリプションタグが重複しているメタディスクリプションタグの重複は必ず修正しましょう。記事別に「上位表示させたいキーワードと、そのキーワードの共起語を網羅した文章」を作り、ディスクリプションタグに挿入してください。
メタディスクリプションがない記事別に「上位表示させたいキーワードと、そのキーワードの共起語を網羅した文章」を作り、ディスクリプションタグに挿入しましょう。
4XXステータスコードが返ってきた該当ページのステータスコードに従って301リダイレクト、アクセス権限の確認、URLの修正、アクセス制限を解除するなどの対応をしてください。
ページURLが長すぎるURLの変更はリスクが大き過ぎるので気にしなくて大丈夫です。
SEO上不利なURL形式ページが正しく表示されていれば特に気にする必要はないかなと思います。

SEOのリソースがない会社は日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)を活用すべし!

いかがだったでしょうか?

SEOのリソースがない会社でも、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)があればクライアントのSEO対策を受注できるようになります。

繰り返しますが、SEOで成功するには、「ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続すること」ただそれのみに一点集中することが大事です。

SEO対策を受注すると、本当にこのやり方で合ってるのだろうか?アクセスや売上が伸びるのだろうか?といった不安が出てきます。

そんな時、「ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続すること」を意識しておけば、不安を抑えつつ確実に前に進めるようになります。

しかし、ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続するには、正確な数値やデータを基に改善策を発見していく必要があります。

そのため、もしクライアントのSEO対策を自社で受注したいなら、日本語版Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の数値やデータを活用しながら、ユーザー目線に立ったコンテンツ作りを継続してみてください!