リスティング広告費用を削減できる3つのポイントと2つの調査方法

初めまして!

山口県下松市在住のSEO歴11年のSEO対策コンサルタント(現在は外部SEO対策・被リンク獲得専門)「田村洸典(たむらこうすけ)」@koucorp)と申します。

この記事では、リスティング広告やSNS広告の広告費用を削減する3つのポイントと2つの調査方法を紹介しています。

結論から言うと、リスティング広告やSNS広告の広告費用を削減する3つのポイントとは「ビューアビリティを高くする」「アドフラウドを予防する」「ブランドセーフティ」。

2つの調査方法とは「ブランドリフト調査」「サーチリフト調査」のことを指します。

※動画で音読解説しています。聞き流しながら習得したい方や、早送りで効率的に習得したい方は動画でご覧ください。

リスティング広告費用の削減とは?

リスティング広告費用の削減とは、コンバージョンに繋がらないリスティング広告費用を削減することを指します。

今の時代、自社の商品・サービスの売上を伸ばすにはリスティング広告費用の捻出が欠かせませんが、ただ闇雲にリスティング広告費用をかけても広告費が無駄になるだけです。

できるだけ自社の商品・サービスに関心のあるターゲット層に向けて、リスティング広告費用を捻出する必要があります。

そうすることで、コンバージョンに繋がらないリスティング広告費用を削減でき、自社の商品・サービスに関心のあるターゲット層にのみリスティング広告費用を捻出できるようになります。

無駄なリスティング広告費用を削減しつつ、コンバージョンに繋がるリスティング広告費用を捻出できるので、結果的に売上を伸ばすことが可能になります。

広告配信前にあらかじめリスティング広告費用を削減できる3つのポイントとは?

リスティング広告費用を削減

リスティング広告費用を削減するのは、広告を配信する前でも可能です。

その際に、リスティング広告費用の削減に欠かせない3つのポイントを紹介します。

ビューアビリティを高くする

ビューアビリティとは、ユーザーさんに広告を見られる時間の比率のことを指します。

ビューアビリティを高くすればするほど、ユーザーさんに広告を長く見てもらえるようになります。

広告を出しても、ユーザーさんに広告を長く見てもらわなければ、貴社の魅力をお客様に認知してもらえません。

そこで「実際に貴社の商品・サービスを購入したことのあるお客様」や、「貴社の商品・サービスを購入しそうなお客様」の、性別、年齢、趣味趣向などをリサーチし、その条件に当てはまるターゲットに向けて広告を配信することでリスティング広告費用を削減できます。

実際に貴社の商品・サービスに興味があるお客様の特徴に当てはまる人に絞って広告を配信することで、より貴社の商品・サービスに興味のあるお客様に広告を表示させることができます。

貴社の商品・サービスに興味のあるお客様は、貴社の商品・サービスに関する広告を長く見てくれます

そのため、結果的にビューアビリティの改善にも繋がります。

アドフラウドを予防する

アドフラウドとは、無効なインプレッションやクリックを不正に水増しする行為を指します。

実際には発生していないインプレッションやクリックに対して、広告主がリスティング広告費用を支払わなければならなくなるので、リスティング広告費用の大きな損失に繋がります。

アドフラウドもビューアビリティと同様、広告配信先を絞ることで予防できます。

広告配信先を絞らず、闇雲に広告を配信してしまうと、

リスティング広告費用の〇〇%は水増しされたインプレッションやクリックによるものだった」なんてことにもなりかねません。

アドフラウドは、リスティング広告費用の大きな損失に繋がり、さらにはお客様に貴社の魅力を伝えられない原因にも繋がります。

そのため、広告配信先を絞り、リスティング広告費用の損失を抑えながら、お客様に貴社の魅力を伝えていくことが大事です。

ブランドセーフティ

ブランドセーフティとは、ポルノや薬物、ヘイトスピーチなどの公序良俗に反するコンテンツや、著作権侵害などの不正を行うコンテンツへ自社広告が掲載されてしまうのを防ぎ、ブランド毀損につながるリスクを回避する取り組みのことを指します。

広告を出す際は、ブランドセーフティの強化されたプラットフォームに広告を配信することをおすすめします。

例えば、YouTube(Google)の場合は、ブランドセーフティがかなり強いので、貴社の広告が違法コンテンツに表示されるリスクはかなり低いです。

また、広告配信先を絞ることで、貴社の広告が違法コンテンツに表示されるリスクをさらに減らせるので、広告配信先を絞ることがブランドセーフティの強化にも繋がります。

広告配信後のブランド調査でリスティング広告費用を削減する方法とは?

広告を配信した結果、「貴社がどれだけブランディングされたのか?」を測るには「ブランドリフト」「サーチリフト」と呼ばれる2つの調査方法で調査します。

広告配信前と広告配信後のブランディングの達成率を測ることで、次にまた広告を配信する際のリスティング広告費用を見直すことができます。

ブランドリフト調査

ブランドリフト調査とは、貴社の広告を見た人と・見ていない人にそれぞれアンケートを取り、ブランドの認知度や購買意欲の差を比較して、ブランディングの達成率を調査する調査方法を指します。

ブランドリフト調査に使用するアンケートは2種類あります。

インバナーサーベイ」と「リードバナーアンケート」です。

インバナーサーベイとは、YouTube広告でよく見かけるアンケート型の広告を指します。

インバナーサーベイは、貴社の広告を見た人と・見ていない人のアンケート結果をリアルタイムで監視しながら、ブランドの認知度や購買意欲の差を比較できます。

しかし、インバナーサーベイは一度に1~3問程度の質問しかできなかったり、アンケートの枠が小さくミスタップが発生しやすかったり、気軽に簡単に入力できるアンケートのため、適当な回答をしてスルーする人も増えます。

そのため、インバナーサーベイは、リードバナーアンケートと比べて回答精度が下がる傾向があります。

逆にリードバナーアンケートは、アンケートに答える際に一度、ユーザーさんを専用のアンケート回答ページに飛ばします。

専用のアンケート回答ページに飛ばすことで、一度にたくさんの質問にじっくりと回答してもらえるので、回答の精度が上がります。

しかし、リードバナーアンケートはアンケートに回答するまでの工程がかかるため、途中で離脱されるリスクもあります。

また、工程がかかる分、調査費用もインバナーサーベイよりも高くなります。

サーチリフト調査

サーチリフト調査とは、広告を配信した後に、「広告の内容に関してネットで何回検索されたのか?」を測り、その検索数の増加率を見てブランディングの達成率を測定する調査方法を指します。

サーチリフト調査は、広告配信前後のアナリティクスやGoogle search consoleなどの数値の変化を見て測定します。

普段は月に10回しか検索されていないキーワードが、広告配信後は月に100回検索されるようになった」など、広告の内容に関するネット検索数の増加率を見て、ブランディング測定します。

以上が、リスティング広告費用を削減できる3つのポイントと2つの調査方法になります。

リスティング広告費用を削減したい方は、是非、参考にしてください!

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