初めまして!
山口県下松市在住のSEOコンサルタント田村洸典 (@koucorp)と申します。
この記事では、MEO対策のやり方を具体的に解説していきます。
結論はこちら!
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※動画で音読解説しています。聞き流しながら習得したい方や、早送りで効率的に習得したい方は動画でご覧ください。
MEO対策とは?
MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略で「地図エンジン最適化(マップエンジン最適化)」と呼びます。
Googleマップ上であなたのお店を上位表示させることで、大きな集客効果を生むことができます。
SEO対策やリスティング広告などネット集客の手法はさまざまですが、SEO対策は効果が出るまで時間がかかるので本格的に取り組むとなると専門的な知識と経験が必要になります。
そのためSEOコンサルティングの相場も月額10万円~30万円と高額です。
リスティング広告も広告費を払えばすぐにアクセスを呼べますが、競合の数も多く、その中でお客さんを集客し実際に購入まで結び付けるには広告費とマーケティングスキルが必要になります。
その点、MEO対策は「無料で」「すぐに」お客さんを集客できます。
※ちなみにMEO対策を業者に依頼した場合、月額2,3万の費用で済みます。他の手法と比べて、かなり安い費用で依頼できます。ただし、初期費用がかかる業者には依頼しないようにしましょう。ぼったくり業者の可能性があります。
MEO対策してGoogleマップで上位表示させよう
例えばGoogleの検索画面で「パーマ」と検索すると、上の画像のようにGoogleマップが表示されます。
Googleマップが表示される検索結果を「ローカル検索結果」と呼びます。
Googleマップは検索画面の上の方に表示されるので、かなり目立ちます。
Googleマップであなたのお店が上位表示されれば、早くて1週間でお客さんを集客できるようになるでしょう。
Googleマップは「病院」「美容室」などの「建物名」や、「山口県」「下松市」などの「地域名」、「パーマ」「腰痛」などの悩みキーワードや願望キーワードで検索されると表示されます。
建物名や地域名で検索するとGoogleマップが表示されるのは何となく分かると思いますが、悩みキーワードや願望キーワードで検索されたときもGoogleマップが表示されます。
「パーマをかけたい人が『パーマ』と検索したとき」「腰痛を治したい人が『腰痛』と検索したとき」など、建物名や地域名が含まれていなくても、悩みキーワードや願望キーワードで検索されればGoogleマップが表示されます。
MEO対策と聞くと建物名や地域名で上位表示させるイメージが強いですが、それ以外のキーワードでも上位表示させることができます。
上位表示させるキーワードが多いほどより多くのお客さんを集客できるので、悩みキーワードや願望キーワードも積極的に狙っていきましょう。
MEO対策のメリットとは?
MEO対策には、SEO対策やリスティング広告にはないメリットがあります。
SEO対策より短期間で上位表示し、費用も安く済む
MEO対策のメリットとは「安く」「早く」上位表示する点です。
SEO対策だと結果が出始めるまで早くて3か月~半年かかりますが、MEO対策は早くて1週間で成果が出始めます。
上の画像は、2020年7月26日時点の僕のGoogleマイビジネスの管理画面です。
2020年7月頭にGoogleマイビジネスに登録し住所確認(郵送ハガキでの確認)が完了したのが19日。
そこから約1週間で成果が出始めています。
自力でMEO対策すれば、設定費用も運用費用も全て無料です。
SEO歴9年の僕としては、お金をかけずに1週間で成果が出始めるMEO対策は凄いなと思います(笑)
MEO対策は地域密着型ビジネスをやっている事業者は絶対にやった方がいいです。
例えば、食べログやぐるなび、ホットペッパービューティーやエキテンなどのポータルサイトに広告費を払っている事業者も、MEO対策した方が圧倒的に費用対効果が高いです。
MEO対策は無料で始められますし、ポータルサイトよりも上に表示されるので。
「ポータルサイトの広告費を削減したい事業者」にもおすすめです。
【補足】SEO対策はした方がいい?
MEO対策はSEO対策と比べて、安い費用でSEOより上に表示されるメリットがあります。 設定方法もMEO対策の方が圧倒的に簡単です。 しかしSEO対策にもメリットがあります。
個人的にはSEO対策とMEO対策は両方同時に取り組むことをおすすめしています。 |
モバイル検索の利用者が増加している
次に「モバイル検索の利用者が増加している」というメリットがあります。
2015年の時点で、モバイルで検索する利用者の割合がパソコンで検索する利用者の割合を超えました。
モバイル端末にはGPS機能が装備されており、GoogleマップでもGPS機能が使われています。
つまりモバイル利用者が増えれば増えるほどGoogleマップの利用者が増え、より多くのお客さんを集客できるようになるということです。
※現在のスマートフォンの普及率は85.1%(マーケティング会社 MRC社調べ)
購買意欲の高いお客さんを集客できる
次にMEO対策には「購買意欲の高いお客さんを集客できる」というメリットがあります。
Googleマップでお店を探しているお客さんは、お店に行くかどうかを検討している状態です。
後は「お店に行くか行かないか」の選択をするだけなので、かなり購買意欲が高い状態です。
お客さんの都合が合えば、近日中にあなたのお店に足を運んでくれるかもしれません。
MEO対策している事業者が少ない
次に「MEO対策している事業者が少ない」というメリットもあります。
地域密着型ビジネスをしている事業者ほど、ネット集客に疎い傾向があります。
そのため「MEO対策」という言葉すら知らない事業者の方も多いです。
ネット集客に疎い人は、商工会議所や地元のイベントやセミナーで情報を仕入れる傾向が強いです。
もしあなたの地元にMEO対策を教えられるコンサルタントがいなければ、MEO対策という言葉が認知されている可能性は低いでしょう。
今のうちにMEO対策しておけば、ライバルと大きな差をつけることができます。
上の画像を見てもらうと分かりますが、Googleマップに優先的に表示されるお店は3つしかありません。
ライバルが増えれば増えるほど、3位以内に上位表示させることが難しくなるので、ライバルが少ない今のうちにMEO対策することをおすすめします。
※地元にMEO対策について相談できるコンサルタントがいなければ僕にご相談ください。山口県下松市の事業者であれば、直接会ってお話しすることも可能です。
MEO対策の具体的なやり方とは?
次に「MEO対策の具体的なやり方」をご紹介します。
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Googleマイビジネスに登録し、お店の情報を載せる
Googleマップにあなたのお店を表示させるには、まずは「Googleマイビジネス」に登録する必要があります。
Googleマイビジネスに登録すると、上の画像のような管理画面が出てきます。
お店の情報を掲載したり、口コミの返信やアクセス解析などができます。
お店の情報や写真を充実させると、上位表示しやすくなります。
出せる情報は積極的に出していきましょう。
※特にName(店舗名)Adress(住所)Phone Number(電話番号)の頭文字を取ったNAPの設定がかなり重要です。
それとGoogleマイビジネスに登録してから2,3週間後に、MCC(〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20)から住所確認のハガキが届くので、ハガキに掲載されている番号を入力して本人確認を済ませましょう。
※MCC=Google広告のクライアントセンター。
ちなみに↑のような郵便物が届きます。
※間違って捨ててしまいグシャグシャになってます。笑
SNSやブログなどにGoogleマップを載せる
Googleマップで上位表示させるには、上位表示に繋がる施策を幅広く打つ必要があります。
とは言え「確実にGoogleマップで上位表示させる方法」が存在するわけではないので、分析と改善を繰り返しながら上位表示を目指す必要があります。
※こちらの記事にGoogleマップで上位表示させるための基本的なノウハウが記載されているので、確認してみてください↓。
Googleは「ユーザーの利益になるコンテンツを上位表示させる傾向がある」ので、ユーザーの利益になることをすれば自然と上位表示します。
例えば先ほどお話した「お店の情報や写真を充実させること」もユーザーの利益に繋がりますし、SNSやブログなどにGoogleマップを載せることもユーザーの利益に繋がります。
もし仮にお客さんがあなたのSNSやブログを見て、あなたのお店に行きたい気持ちになったとき、あなたのSNSやブログにGoogleマップが載っていなければ、お客さんはあなたのお店の場所をすぐに把握できません。
しかし、SNSやブログなどにGoogleマップを載せておけば、お客さんはすぐにあなたのお店の場所を把握できます。
このように、お客さんの手間を減らすこともユーザーの利益に繋がります。
他にも「情報の正確性や統一感にも注意」しましょう。
例えばGoogleマップで表示される住所とブログに掲載されている住所が違うなど、情報の正確性や統一感にズレがあると、それだけでユーザーは「違和感」を感じてしまいます。
ネット集客において「違和感」は「不信感」と同義です。
不信感を持たれたお店にお客さんは足を運びませんし、良い口コミをつけてはくれません。
Googleマップで上位表示させるには、違和感を減らすことも大事です。
検索順位を定期的にチェックする
Googleマイビジネスの設定が完了した後は、分析と改善を繰り返していきます。
そのために、検索順位を定期的にチェックする必要があります。
「MEOチェキ」など有料ツールを使って検索順位をチェックするのもアリですし、手作業でチェックするのもアリです。
検索順位をチェックする際は、あらかじめ「チェックするキーワード」を決めておきましょう。
むやみやたらとチェックしていたら時間がかかってしまうので。
それと検索順位をチェックするときは、必ず「シークレットモード」でチェックしましょう。
通常モードでチェックすると「あなたのスマホやパソコンで見た時だけ上位表示している」こともあり、正確な検索順位を測れません。
他にもGoogleマップは「現在地から近いお店が優先的に表示される」ので「お店から近い距離の場所」で検索順位をチェックするようにしましょう。
口コミを増やす
スマートフォンでローカル検索を行う人の76%が24時間以内にビジネスにアクセスし、それらの検索の28%が購入につながっています。
その際に特に初見のお客さんは、必ずと言っていいほど口コミをチェックします。
なぜなら、あなたのお店以外にも、あなたと同じ業種のお店はたくさんあるからです。
初見のお客さんは「どのお店がおすすめなのか?」判断することができません。
かと言って、お店のブログやSNSを1つ1つチェックするようなこともしません。
パッと見てお店の評価を判断できる「Googleマップの口コミ」を参考にするしかないでしょう。
その際に、Googleマップに悪い口コミが書かれていたら、それだけでお客さんはあなたのお店に足を運ばなくなります。
Googleマップが普及する中、初見のお客さんにとってGoogleマップの口コミは重要な判断材料です。
Googleマップに悪い口コミが書かれていると、お客さんに足を運んでもらえなくなり売上が下がることもあります。
MEO対策はSEO対策やリスティング広告と比べて効果的な集客を実現できる反面「信頼を失うリスク」も大きいです。
それが「MEO対策のデメリット」です。
そのため、日頃からお客さんに対して誠実な対応を心掛け、良い口コミを付けてもらえるようにしましょう。
お客さんの中には、ちょっとした違和感に腹を立てて悪い口コミを書いてくる人もいます。
些細なことにもしっかりと気を配り、少しずつ良い口コミを集めていきましょう。
ちなみに良い口コミを集める際に、既存のお客さんに口コミをお願いすることをおすすめしていますが、Googleは位置情報を使って口コミの信憑性を確認していると思われるので「来客した形跡がないお客さんに口コミを依頼するのはNG」です。
来客したことのあるお客さんにのみ口コミを依頼しましょう。
例えばMEO業者にMEO対策をお願いした際にMEO業者がお客さんを装って口コミをすることがあります。
来客した形跡がないお客さんからの口コミが多いと、ペナルティを食らうリスクがあります。
ペナルティを食らうと、Googleマップの検索順位が大きく下がるので、来客したことのあるお客さんにのみ口コミを依頼するようにしましょう。
コンバージョンを高める方法とは?
MEO対策のコンバージョンを高めるには、この2点を意識することが大事です。
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Googleマップで上位表示させるには、お店の情報や写真を充実させるなど、お客さん目線に立った情報発信が大切です。
お店に行く前からお店の雰囲気が分かった方が、お客さんは安心してあなたのお店に足を運べます。
お店の情報や外観の写真、レストランであれば「メニュー表」や「料理の写真」美容室であれば「髪型モデルの写真」など、お客さんが知りたい情報を積極的に載せましょう。
他にも「投稿機能」も活用できます。
投稿機能とは、お店の商品やサービスなど、お店の情報をGoogle検索やGoogleマップに公開できる機能を指します。
投稿機能を使って公開したコンテンツは、1週間を過ぎると自動的に削除されます(「イベント」と「特典」は除く)。
割引特典やプレゼント情報など、タイムリーな情報を掲載したいときは投稿機能を活用しましょう。
投稿機能はMEOの検索順位を上げる大きな要因になるので、1投稿ずつ丁寧に作成しましょう。
最後に「インドアビューの設定」もおすすめです。
インドアビューとは、店内の様子をGoogleマップ上で見られる機能です。
専門のカメラマンに撮影を依頼すれば、綺麗なインドアビューを作成できます。
インドアビューを設定することで、お店に足を運ぶ前に、お店の雰囲気を確かめることができます。
お店の雰囲気が分かればお客さんも安心してお店に足を運べるので、インドアビューはおすすめです。
特に新型コロナウイルスの影響で気軽にお店に足を運べなくなったお客さんが増えたので、インドアビューの利用者は新型コロナウイルスの影響をキッカケに、さらに増えていくでしょう。
以上を踏まえて、お客さん目線に立った情報発信を心掛けていきましょう。
お客さん目線に立った情報発信を心がければGoogleマップで上位表示し、良い口コミがつくようになります。
MEO対策したい事業者の方は、是非ともお客さん目線に立った情報発信を心掛けてみてください。